都市計画コンサルティングに関する研究レポート

“文化は働く”

2012.05.16

 私は倉敷市出身であるが2年ほど前、大原美術館の理事長(大原謙一郎氏)から、この“文化は働く”という言葉を聞いた。

 今の倉敷からこの美術館をとったら、倉敷は単に風格ある日本の古都の一つでしかなく、これほどの存在感を持って観光客を集めてはいなかったであろう。
 まさに倉敷では文化は大いに働いている。

 また、3月に取材でベネッセと安藤忠雄協作の美術館等が有名な瀬戸内海の直島を訪ねたが、ここでも文化は働いていた。
 
 彼がこの言葉に継いだのは、“有能な外交官100人よりも、たった1枚の日本画が日本の心をより雄弁に伝えることがある”であった。
 日本初の私立美術館を受け継ぐ者の大いなる使命感・矜持といったものを強く感じ、同郷の先輩を誇らしく思ったものある。
 
 昨年の東北大震災以降、音楽やスポーツや1篇の詩など様々な“文化”が、東北の人々に生きる勇気を伝えてきているように思う。

 “文化力”という人もいるが、“世界の工場”としてその時期、経済的に評価されるだけの国よりも、“あの民族が持つ文化”として世界に評価される国、誇れる国、そんな生き方を大切にしたいと思う昨今である。

担当者名
三宅勲
 
弊社取締役プロジェクトマネージャー
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