私たちは「まちづくり」「地域づくり」を通じ、
ゆとりある豊かな社会の実現へ貢献します。
2017.04.15
エリアマネジメント組織でも、特定の業界組織でも、殆どのケースで会費が存在すると思います。
しかしながらそれを支払う「価値」を、具体的に数値で、つまり貨幣価値で示している例はほとんどみません。
そういった分かりやすい提示がとても重要であると常々思っていましたが、極めて分かりやすい例を、米国で目の当たりにしました。
コロラド州エイボンの町にある「Vail Vally Partnership」を訪問した際です。
ベイル商工会議所という感じですね。(訪問:2017年4月13日)
https://www.vailvalleypartnership.com/about-us/our-history/
写真は、その事務所に貼付してあった「あなたが会費を支払う価値はこちら」といったような説明表です。
分かりやすい例として、
「恒例イベントによるPR効果」
があります。当該イベントの集客数から換算した広告効果を算定したものです。
さてこのような指標を示そうとすれば、そのためにかなりしっかりとしたエビデンスを持つことが重要です。
つまり現場のデータ取り。
しかも、入会使用とする人、会費を既に支払っている会員から鋭い質問があっても耐えられるように、その価値算定について自らの組織内でしっかりと詰めておかなくてはならない。
それは自らの組織の価値を定期的にグリグリと考える、ということに他なりません。
このことそが、実は大変重要な価値を持っていると思います。
原 拓也(弊社常務取締役プロジェクトマネージャー)