都市計画コンサルティングに関する研究レポート

まちなかウォーカブルへの本格的潮流

2020.04.05

国土交通省による「まちなかウォーカブル推進事業」の令和2年度事業がいよいよ公表されました。

■「まちなかウォーカブル推進プログラム(令和2年度予算決定時点版)」
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001321295.pdf


世界中が新型コロナ感染の難事に晒されているさなか、「まちなかにおける賑わいと交流の場づくり」にとっては、これ以上ないアゲインストではありますが、1970年代からヤン・ゲールが提唱してきた「建物のあいだのアクティビティ」や、J・ジェイコブスが指摘した「街路という公共的な場所」の重要性が変わるわけではありません。少なくとも都市が都市たる価値を追求し続ける限りにおいては。
また、リチャードフロリダが言った「クリエイティブ・クラス」がそれらパブリックスペースを評価し、参集するためにいかに自由性を担保したデザインや運営体制を担保するのかというテーマは、いま世界中が知恵を絞り合っている、極めて重要な、そしてそれこそクリエイティブなアクションです。

そのようななか、先般4月1日に、国土交通省による「まちなかウォーカブル推進事業」の令和2年度事業予算が公表され、全国で登録された200超の市町村を中心に、パブリックスペースの新たな創出、或いは既存の空間のハード/ソフト両面におけるブラッシュアップが推進されます。

筆者は昨年2019年7月に開催された「全国市街地整備促進協議会」定例会議に参加する機会を得て、直接国土交通省都市局のご担当者のプレゼンテーションを拝聴しましたが、「W・E・D・Oとしていますが、まさに我々(国と区市町村)は積極的に取り組んで行くんだという意思を表しています」との熱の入った弁舌に、感無量の思いを致しました。


当社も都市再生、再開発事業、エリアマネジメントに携わる身として、信念を持ってパブリックスペースの在り方を考察し、関係者の方々と共にその具現化に向けて歩んでい参りたいと考える次第です。


【参考1】
■空間形成・イノベーションに関するこれまでの議論について
(平成30年3月6日 UR都市機構 まちの空間形成・イノベーションWT)
「2.1 パブリック・ライフ研究の系譜と都市デザイン研究」
https://www.ur-net.go.jp/aboutus/action/placemaking/lrmhph0000009251-att/no2_koremadenogiron.pdf

【参考2】
■クリエイティブ・クラスの人材育成こそ、国と企業の競争優位の原動力となる
(2018.04.10 ハーバードビジネスレビュー)
https://www.dhbr.net/articles/-/5309

担当者名
原 拓也
 
>>詳細はこちら

ページトップへ